子育ての街

子育ての街 · 08日 8月 2023
1カ月ほど前だったか、親友の大和路君が、最近日本の少子化対策について、「二世代、三世代同居が有効だろう」との意見を、蛙に披露した。確かに、今の夫婦が働きに出る世帯では、安心して育児・保育・家庭教育できないなどの問題があるから、それをリタイアしたあるいはその状態に近い親や祖父母が支えられるのではないかというのである。大賛成である。高度成長期の日本、特に都会では、子供が親から独立して所帯をもち核家族化が進んだ。自治体や経済界は、マンションだとか団地だとかの開発に力を入れた。多分政府もそれを勧めたのではなかろうか。ある時期までは経済発展も一応遂げた。しかし、今の社会では、大和路君のいう家族、社会はできにくいだろう。戸建てにしてもマンションなどにしても、それらの多くは、二世代、三世代が住める十分なスペースを持っているとは言えないからだ。 他方、東京を中心とした人口の都市集中と地方の過疎化の傾向が加速する中、一部では政府機能、企業の地方への移転や個人の移住が現実のものとなってきており、さらには、地方の活性化、生活の利便性、都市の機能の効率化を高めるため、コンパクトシティとかスーパーシティという考えが具体化されつつある。 そこで、アホな蛙は、大和路君の発想から、子育てに優しい少子化対策になる街を夢として考えることにした。もちろん、80才を超える後期高齢者の浅学菲才の蛙は、具体的なものとして提案できないし、試すこともできない・・・。でも、その時々で思い描くアイデアを綴ってみたい。